一般社団法人老人病研究会は、健やかな長寿社会を目指し、健康長寿Gold-QPD事業を実践する。


認知症Gold-QPD育成講座の設立

はじめに

 2002年から、社団法人老人病研究会は活動拠点を武蔵小杉に置き、中原区小杉町一丁目町会と「ご長寿ネットワーキング」活動をはじめました。

 2007年に、文部科学省戦略的基盤研究・社会連携研究事業として「街ぐるみ認知症支援ネットワーク事業」が採択され、日本医科大学武蔵小杉キャンパスに“認知症相談センター”を設立しました

 2008年と2009年に認知症国際フォーラムを開催し、そのときの課題「東洋医学が認知症に挑む」で鍼灸と漢方が認知症改善に高い効果を示す事実を紹介しました。先端医学とは異なる別の角度から、認知症治療の選択肢が生まれたのです。


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日本における鍼灸治療体験

 兵頭常務理事の三焦鍼法施術経験によると、刺鍼直後からアルツハイマー病患者の目つきが穏やかになり、数週目からADL(日常動作)の向上が明らかとなりました。今年で8年になるGold-QPD鍼灸師の報告によれば、暴力や徘徊行動が収まり、家族や介護士さんの負担は驚くほど軽減している。そこで私たちは、認知症に関する西洋医学的な情報を基盤とし、鍼灸技術の啓発普及を図り、その効果を評価しつつ成果(EBM)を積み重ねるつもりです。



*追記

老人病研究会(一般社団法人)と老人病研究所(学校法人日本医科大学)の関係

社団法人老人病研究会は1954年に緒方知三郎先生が設立し老人病研究所を併設した。1968年に研究所は学校法人日本医科大学の付置研として移管された。その後、社団法人は“研究所なし”の集団となっている。2002年から社団法人老人病研究会は新たな社会的貢献を目指し努力を重ね、2013年に内閣府所管の一般社団法人老人病研究会となった。その後、老人病研究所は名称を日本医科大学先端医学研究所に改め名実ともに独自の歩みを始めた。



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